お花や香典

お香典を包むときの注意

香典は霊前に供えて故人への弔意を表すとともに、遺族に対しては葬儀費用の一部に充ててもらう意味のお金。今日では相互扶助の性格が強い。

不祝儀袋の表書き

表書きは宗派によって異なる。宗教・宗派の形式に気を付けて選ぶことが大切。

〇仏式

仏式では、表書きは「御霊前」「御香典」、水引は黒白か双銀の結び切り。

〇神式

神式では、表書きは「御霊前」「御榊料」「玉串料」、水引は黒白か白または双銀結び切り。

〇キリスト教

キリスト教式では表書きは「御霊前」「御花料」(共通)「御ミサ料」(カトリック)ユリの花や十字架の描かれたものはキリスト教式専用。

香典・供花の辞退

葬家の意向をくみとり、思いやりのある弔問をする。供物が可能であれば、線香・抹香・ろうそく・干菓子・果物、故人の好んだものを贈る。

「御霊前」「御佛前」の違い

一般的に、御霊前は通夜・葬儀に、御佛前は法事(法要)のときに、目的に合わせて使い分ける。「御霊前」は宗派に関係なく共通して使えると言われている。

金額の目安

基準として故人との関係、贈る側の社会的地位を考える。

贈り主(年代・金額)
20代 30代 40代以上
祖父母 1万円~3万円 1万円~3万円 3万円~5万円
両親 3万円~10万円 5万円~10万円 5万円~10万円
兄弟・姉妹 2万円~3万円 3万円~5万円 3万円~5万円
おじ・おば 1万円 1万円~2万円 1万円~3万円
その他の親戚 5千円~1万円 5千円~1万円 5千円~1万円
兄弟・姉妹 3千円~5千円 5千円~1万円 5千円~1万円
兄弟・姉妹 3千円~5千円 3千円~5千円 3千円~5千円

香典はふくさに入れて

香典をむき出しのままポケットやハンドバッグから出すのは不作法になります。
ふくさに包んで持参し、渡す時はふくさから出して渡しましょう。