【終活コラム/第5回】生前整理と遺品整理
2017.02.28
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人が亡くなった後、残された遺族らがしなくてはならないことのひとつに 遺品整理があります。一言に遺品整理と言っても、故人が残していったものがミカン箱一つに収まる人もいれば、一軒家丸ごと残されて旅立たれる人もいます。
遺品整理の難しい点は、ただ物を処分すれば良いわけでなく、故人への想いを抱きながら、時に悲しみに耐えつつ思い出の品を処分し、貴重品や必要なものの仕分けを行わなくてはならないことでしょう。
遺品整理は遺族が行うことが一般的ですが、遺品整理する対象物が多い場合などは、心身ともに負担が大きくなり、数か月~数年かかっても整理が終わらないという方もいます。この様な場合などは、遺品整理を専門に行う業者に依頼することもできます。専門業者に依頼をする場合、作業代金に加えて家電・家具など処分費用が別にかかるケースもあるため、事前にしっかりと確認をしてから依頼をしましょう。
最近では遺族の負担を減らす目的や、生前の環境を整理するために生前整理を行う人も増えてきました。生前整理を行うメリットとしては、要・不要など本人が判断して処分することができ、不用品を処分することで生活しやすくなります。 また、介護が必要になった際などは在宅介護がしやすくなります。何よりも一番は遺族の負担(精神的・肉体的)を減らすことができることです。
もちろん業者に依頼すれば、遺品整理同様に費用がかかりますし、業者に依頼しない場合でも処分費用などは必要になります。ただ、同じ費用を本人の死後に遺品整理としてかけるよりも、本人の生活環境が良くなる生前整理として費用をかけた方が本人にとってもよいという考え方もあります。ただし、本人の気持ちが乗らない状態での生前整理は、ストレスになりますし、生活環境が大幅に変わることによる影響は良し悪しがあるかもしれません。終活の一環としては、本人にとってより良い環境を整えるという観点から、生前整理・遺品整理を検討してみてはいかがでしょうか。
一般社団法人日本エンディングサポート協会 直江 花子
遺品整理の難しい点は、ただ物を処分すれば良いわけでなく、故人への想いを抱きながら、時に悲しみに耐えつつ思い出の品を処分し、貴重品や必要なものの仕分けを行わなくてはならないことでしょう。
遺品整理は遺族が行うことが一般的ですが、遺品整理する対象物が多い場合などは、心身ともに負担が大きくなり、数か月~数年かかっても整理が終わらないという方もいます。この様な場合などは、遺品整理を専門に行う業者に依頼することもできます。専門業者に依頼をする場合、作業代金に加えて家電・家具など処分費用が別にかかるケースもあるため、事前にしっかりと確認をしてから依頼をしましょう。
最近では遺族の負担を減らす目的や、生前の環境を整理するために生前整理を行う人も増えてきました。生前整理を行うメリットとしては、要・不要など本人が判断して処分することができ、不用品を処分することで生活しやすくなります。 また、介護が必要になった際などは在宅介護がしやすくなります。何よりも一番は遺族の負担(精神的・肉体的)を減らすことができることです。
もちろん業者に依頼すれば、遺品整理同様に費用がかかりますし、業者に依頼しない場合でも処分費用などは必要になります。ただ、同じ費用を本人の死後に遺品整理としてかけるよりも、本人の生活環境が良くなる生前整理として費用をかけた方が本人にとってもよいという考え方もあります。ただし、本人の気持ちが乗らない状態での生前整理は、ストレスになりますし、生活環境が大幅に変わることによる影響は良し悪しがあるかもしれません。終活の一環としては、本人にとってより良い環境を整えるという観点から、生前整理・遺品整理を検討してみてはいかがでしょうか。
一般社団法人日本エンディングサポート協会 直江 花子